楽天モバイル、au、ドコモ、ソフトバンクでスマホを一番安値で買える方法『返却プログラム』を使って安くしようとしていませんか?
返却プログラムってなに?
各社の返却プログラムの名前は下記の表
●各社の返却プログラム
docomo | スマホおかえしプログラム |
au | スマホトクするプログラム |
ソフトバンク | 新トクするサポート |
楽天モバイル | 買い替え超得プログラム |
今回はその返却プログラムはデメリットだらけで危険について紹介していきます。
え?!返却プログラムってよくないの?
返却プログラムは損する場合が多くあります。
もしよかったらこちらも一緒に読んでください。
返却プログラムとは?
そもそも返却プログラムってなんなの?
まずは返却プログラムについて説明します。
「返却プログラム」とは?
スマホの購入にかかる費用を抑える仕組みのこと。 キャリアから分割払い購入したスマホを一定期間後に返却すると、残債が免除されます。
ざっくり言うとスマホレンタルのような感じになります
スマホを1~2年間だけ月払いで払い、お店に返却することで支払いが途中でも終えることが出来ます。
さきほども説明しました、返却プログラムといっても各社では名前は違っていますが、各携帯会社の内容はほぼ同じ👇
docomo | スマホおかえしプログラム |
au | スマホトクするプログラム |
ソフトバンク | 新トクするサポート |
楽天モバイル | 買い替え超得プログラム |
返却プログラム説明
ドコモを例に説明していきます。
ドコモの『いつでもカエドキプログラム』を例に説明
スマホ購入後、24カ月後にスマホをドコモへ返却することで実質半額で購入できてしまう!!
●例えば、190,000円のiPhone15 proMaxを購入した場合を例にお話しします。
24カ月×4200円/月(合計95,000円)支払い後、ドコモへスマホを返却することで残りの95,000円を支払わなくても大丈夫と言う内容です。。
つまり、支払いは半分くらいでいいけど、2年後にはお店にスマホを返してねってこと?
簡単に言えばそんな感じです。
スマホを安くみせることが可能
お店側はスマホの返却プログラムを利用することで、スマホの価格を安く表示することが可能です。
例えば、ドコモのオンラインショップでは通常10万円以上するiPhone14を22,033円~購入できると表示しています。
めっちゃ安?!なんで?
これが返却プログラムのからくりですね。
ドコモのカエドキプログラムでは『23カ月目にスマホを返却することで残りの支払い10万円以上の支払いを無くすことで、22,000円でiPhone14を使用することができる』という内容になっています。
10万円以上の負担が減るのはいいね
デメリット①:iPhoneの元の値段が高い
返却プログラムをやってる、docomo、au、SoftBank、楽天モバイルのiPhoneは定価よりも高くなっているのはご存知でしょうか?
スマホの値段ってどこも一緒じゃないの?
Appleストアよりも価格が1万円~2万円ほど高くなっているのです!!(下の図はiPhone15の値段の例です)
※AppleストアとはApple公式の販売店
iPhone15 (128GB) | iPhone15plus(128GB) | iPhone15Pro(128GB) | iPhone15Pro Max(256GB) | |
Apple store | 124,800円 | 139,800円 | 159,800円 | 189,800円 |
docomo | 149,490円 | 168,740円 | 192,060円 | 236,940円 |
au | 145,640円 | 163,490円 | 185,860円 | 230,360円 |
Softbank | 145,440円 | 163,440円 | 185,760円 | 229,680円 |
楽天モバイル | 140,800円 | 156,800円 | 179,800円 | 224,800円 |
ほんとうだ、1万円以上高い・・・・
スマホの元の値段が高くなっているのですよね。
詳細は不明ですが、ドコモやソフトバンクショップでiPhoneを購入するとなぜか通常で購入するより高くなってしまいます。
ドコモのカエドキプログラムで月々1,000円以下でiPhone14を利用することができますが、元の値段が高く、その部分の負担額だけ支払っている感じになっています。
iPhone14 価格(2024年9月)
- ドコモ :124,465円
- Applestore:95,800円
- 差額 :28,665
なんか複雑な気持ちになるね・・・・
【損しない考え】持ち込みスマホを使う
でも、AppleストアでiPhone買ってもdocomoじゃ使えないよね?
いいえ、使えますよ。
実はAppleストアだけに限らず、Amazonや楽天、メルカリなどで購入した※iPhone(SIMフリー)なら、docomo、au、Softbankの持ち込みで使用できます!!
※中古の場合、キャリアが限定されて使えない物もあります。
docomoショップの場合
ご用意いただいた携帯電話機をドコモのSIMカードで使用する場合には以下の注意事項をご確認いただいたうえで、ご利用ください。なお、ドコモの回線契約がないお客さまについては、ご用意いただいた携帯電話機をドコモショップにお持ちいただき、注意事項をご確認いただいたうえでドコモのSIMカードを提供いたします。
引用元:ドコモショップ
その代わり、SIMカードの交換が必要なので手数料が必要になります。
※ただし、SIMロック(他社の利用制限)されたものは使えません。SIMロック解除をしないと担当のお店でないとロック解除はしてくれないようになっています。
●オンラインでiPhoneを購入できるお店
ショップ | 取り扱い | おすすめ | 注意点 |
AppleStore | 新品、整備済み品(中古) | 新品購入ならおすすめ | 特になし |
Amazon | 新品、整備済み品(中古) | セールなら安く買えるチャンス | 新品はapplestoreと同額。中古はAmazon Renewedがおすすめ |
にこスマ | 整備済み品(中古) | 中古で品質、値段が良い | iPhoneはバッテリー残量を見せてくれます。 |
メルカリ | 基本中古 | 掘り出し物あり | 素人は危険、個人販売が多く、SIMロックされた物もある。 |
安くスマホを手に入れたい方は中古スマホを個人で購入して使うことも可能。
安く新品のiPhoneを手に入れたい方は過去記事を参考にしてみてください👇
デメリット②:メルカリで売った方が利益が高い
実は返却プログラムでスマホを買うよりも、2年後にメルカリで売却したほうがお得です。
返却プログラムは2年後まで支払い、スマホを返却することでスマホ代金がほぼ半額になるシステムです。
しかし、2年後に返却するよりもメルカリで売った方が利益率は高いのです。
例えば、2023年にメルカリで売られているiPhone13を例に見てみましょう。これを当時(2021年)の販売価格では89,818円~122,545円になります。
それを見比べてみます。
2023年10月のメルカリでチェックすると・・・・・
2年前のスマホでも2023年では80,000円前後で売れてます。
1万円くらいしか損してないね
この方が利益率が高い・・・・
2年で半額取られるのは損ですね。メルカリで売却の方がお得
お店もメルカリと同じ、もしくは高い値段でも売れるため、めっちゃくちゃ利益が取れるのです。
でも、メルカリの売り方知らないよ・・・・
そんな方は中古ショップへ売却でも大丈夫!!
ゲオでiPhone13(128GB)を売った場合の価格
中古品の買取価格は57,200円~45,760円です。
表にするとこんな感じ
購入価格(2021年) | |
iPhone13 128GB 当時の価格 | 89,818円 |
売却価格(2023年) | |
返却プログラム | 44,909円※1 |
メルカリ売却 | 80,000~65,000円 |
ゲオ買取価格 | 57,200~45,760円 |
うーん、ゲオで売るのも大差ないね・・・・
proやpromaxなど、値段の高いものだと価格差はさらに広がります。
【損しない方法】メルカリで自分のスマホも売れる
売れるのってSIMフリーとかいうやつだけじゃないの?
いえ、docomoやソフトバンクのスマホでも売れますよ。
●下図はメルカリで売却している内容です
このようにSoftbankで購入したiPhoneでもしっかりメルカリで売れています。
売却する場合、SIMロック解除がされているかどうかでも、値段は変わってきます。
店舗でSIMロック解除をするには事務手数料(3,300円)が必要。
SIMロック解除は自分でもできます。(無料)
もし、SIMロック解除ができなくても買い手がすることも可能なので買ってくれる可能性はあります。
詳しく知りたい方は過去記事を参考にしてみてください👇
デメリット③ 故障の場合、負担額がある
実は返却プログラムには余分な支払いや返却不可という落とし穴があります。
それは故障や破損がある場合です。
返却時に『修理費を支払う』または『返却不可』の可能性があります!!
22,000円の修理費用が取られます!!
ほんとうだ!
2年間に傷や故障が無いように使わないといけません。
返却プログラムを利用していると壊れない(傷つかない)ように扱わないといけないため、神経をつかってしまいます。
【損しない方法】傷対策はするべき
返却プログラムを利用する場合だけに限らず、メルカリや中古ショップへ売ることを考えている方は傷対策をしっかりしてください。
傷によって価格は大きく下がります。そのため、スマホ周りの傷や画面割れ対策を絶対にしましょう。
傷対策ってどんなことをすればいいの?
最低限、以下の2つの対策をしてください。
🔴ガラスフィルム
🔴ケース
僕は100均でやっているから大丈夫だよ。
100均ではダメです!!
100円均一の保護フィルムやケースは耐久性の低いものも多く、破損対策はしにくくなっています。
最低でも1,000円以上の保護グッズを買うようにしましょう。
●おすすめの保護グッズ
iPhone 液晶フィルム 保護シート
●強化ガラスで傷がつきにくい(メリット)
●画面に衝突でも本体は割れない(メリット)
●種類がiPhone14とiPhoneXシリーズのみ(デメリット)
●強度が少し弱く、フィルムが割れやすい(デメリット)
iPhone 透明ケース 2重構造 米軍MIL規格
●落下のような衝撃に強い(メリット)
●透明フィルムでiPhoneの見た目も変わらない(メリット)
●ケースが汚れやすい(デメリット)
●新品でもケースの傷がある(デメリット)
デメリット④:支払いが続く
返却プログラム全般に言えることですが、既定の期日をすぎてもスマホを返却しない場合は支払いが続きます。
ちゃんと辞めないといけないんだね?!
ドコモの「スマホおかえしプログラム」の場合
24ヶ月目以降に端末を返却すると、返却翌月以降の端末残債が支払不要になります。ただし、返却が無い場合は端末の分割払いが続きます。
つまり、24カ月の支払い前にスマホを返さないとそのまま支払いが続くのです。
支払いから逃れられない・・・
スマホを返却しても支払いが続とは・・・
一応支払を47回目まで続け、支払いが終わると端末は自分の物にすることができます。
ようは4年間払い続け、すべてを払い終わるとスマホが購入になると言う感じです。
一応、損はないんだね
【損しない考え】支払いの途中辞めは危険
もし支払いを途中で辞めたらどうなるの?
以下のような問題になります。
- 赤ロムになる
- 裁判になる
- ブラックリストに載る
赤ロムって?
赤ロムとは?
赤ロムとは支払いを済ませておらず、販売キャリアからネットワーク利用制限が掛かっている端末のこと。 ネットワーク利用制限が掛かっている中古のスマホを購入してしまうと、SIMカードをさし込んでも通話やデータ通信ができないので注意しましょう。
引用:UQモバイル公式サイト
SIMに関係なく、そのスマホ事態使えなくなるのです。
スマホにはIMEIと言われる番号が決まっています。それによりスマホは1台づつ会社側へ登録されているため、インターネットにつなげたときに支払いがされてないのがバレるのです。
支払いからは逃れられないんだね・・・・・
デメリット⑤:契約解除できなくなる
ソフトバンクの新トクするサポートは2年後のスマホ返却時にも新しいスマホを契約しないといけません。
そのため、2年後に別の携帯会社へ変更する場合は返却プログラムは無効になり、一括でスマホ代を支払ないといけなくなります。
また、ソフトバンクを使わないといけないの!!
そうなります。
ソフトバンクから格安SIMまたはau、docomoへ移動したい方は大損になります。永遠にソフトバンクに使用する必要が出てきます。
※Yモバイルへの移行は可能で、継続して新得するサポートが利用可能です。
デメリット⑥:途中辞めができない
docomoの『スマホおかえしプログラム』では24回まで支払いが必ず続きます。そのため、24回支払いの前にスマホを返却しても、24回の支払いを辞めることができないのです。
つまり途中で辞めたいって言えないの?!
そういうことになります。
早めにスマホを返却しても支払いは終わりません。必ず24回まで支払いが続きます。
さらに前払いで早めに終わらせようとしても24回の支払いが終わっていなければ二重払いにもなります。
24回支払いが絶対に続くのです。
【損しない方法】2年縛りを覚悟する
もし、返却プログラムをやる場合はそのキャリアを2年間辞めれないことを覚悟してください。
実質2年しばり!!
あれ、でもスマホってしばりがあるのでは?
違約金とは?
現在ではドコモやソフトバンクの1年縛り(違約金)はありません。いつ辞めても無料。
※楽天モバイルやauなどの一部1,000円未満の違約金があります。
返却プログラムをする方は2年縛りを覚悟してください。
デメリット⑦:すぐ最新スマホに変更できない
返却プログラムのメリットは最新スマホをすぐに安い価格で購入できる点である。なのにすぐに最新スマホを購入できない場合があります。
えー、なんで?!
最新スマホを購入した場合、二重で支払いが発生する危険があるからです。
それは、1年以内で最新のスマホが発売された場合にすぐに替えると二重支払いが発生するのです。
え?!1年以内はダメなの?
ドコモのカエドキ+の説明分にはこうあります。
ドコモのカエドキ+の説明分
ドコモの『カエドキ+』は1年間(12カ月)の支払いのあと、スマホを返却し最新のスマホに変更することが可能です。
この1年というキーワードがデメリット!!
なぜ、損をするのか?
例えば、iPhone15を2024年1月1日にカエドキ+を利用し購入します。
そのあと、2024年11月1日にiPhone16が出て変更した場合、iPhone15とiPhone16の支払い二重で必要になります。
なぜなら、iPhone15の支払いが終わっていないため、2024年12月まで支払う必要があります。
どうにかならないの?
支払いが終わるのをまって、iPhone16に変えるくらいですね。
カエドキ+は12ヶ月支払いを続ける条件でスマホを安く使うことができます。そのため、途中で辞めることができず、このような状態になってしまいます。
返却プログラムをおすすめする人(メリット)
デメリットだらけ、みんな辞めたほうが良いの?
いえ、一定の方にはメリットはあります。
- 最新のスマホをすぐに使いたい人
- 2年に1回スマホを変え、売り買いが面倒な方
- ずっと同じキャリアを使い続ける方
あまりお金を気にしない方や、キャリアを変えないでスマホを良く変える人にはおすすめ!!
自分でいろいろするのがめんどくさいと思っている方は、ぜひ使ってほしいプログラムになっています。
まとめ
- スマホの元々の値段が高い
- 返却プログラムより、メルカリで売った方が利益が高い
- 破損、故障がある場合修理費が取られる
- 返却しないとお金を取られ続ける
- 途中で辞めることができない
- iPhoneは通販で買い、持ち込みする
- 定価で購入し、メルカリで売却する
- 傷や落下防止対策をする
- やるなら、2年縛りを覚悟する
- 返却しないと裁判になる可能性がある
正直、メリットは少なく感じます。自分でいろいろできる人は絶対に向いていないサービスです。
スマホを2年に一回買い替え、キャリアを変更しない人には便利で向いているキャンペーンです。
うーん、返却プログラムで買おうと思ったけどどうしようかな・・・
返却プログラムを気にせず買った方がお得ですね。
筆者(マリトシ)からの一言
デメリットが多く、返却プログラムには損をするばかりです。
やはり、スマホの店舗契約では高くつくことばかり、返却プログラムも安くみせるための作戦ですからね。
店側が安くしてくるのには何か罠はつきもの、返却プログラムをやるなら十分注意してください。
しかし、一部の方法では返却プログラムを利用することで得をする方法もあるみたいですね。
返却プログラムは意外と損と手間の方が多いので、使うときは十分注意書きをよく読んで使ってください。
コメント