今回はNISAについて、貯金よりも良い理由を超初心者でもわかるように説明していきたいと思います。
まずNISAって良く耳にするけど何かわかりませんよね。YouTubeや雑誌でも注目を浴びてるけど・・・。
まずは簡単にNISAについての説明をします。
”NISAとは?”
NISAとは、株へ投資するときに利益を免税する。
株?投資?免税?と思われた方へ、下の記事へ詳しく、イラスト付きで説明をしています。

あれ、銀行貯金よりいいと書いてるけど投資だよね?損するよね。

それは今の時代、お金を預けるだけのほうが損をしていることが多くあるのです。
その理由
- 銀行にあずけても利子が少なすぎる
- 同じ100万円でも、物価の上昇で10年後の価値は下がっている
- 物価の上昇とともに株価は上がる
それぞれを詳しく解説していきたいと思います。
なぜNISAが話題になっているの?
NISAは名前だけなら聞いたことがあるかたも多いはず。
実は今、NISAへの加入者が増加しているからなのです。
下の図は、2021年6月末までのNISAの加入数と2021年3月~2021年6月末の増加率を表しているグラフ
なんと、20代と30代を中心に増加しています。
NISA口座開設の急増
NISA(一般・つみたて)・ジュニアNISA口座数

この増加の要因としては
- YouTubeや本による、NISAをおすすめする情報が拡大
- 銀行口座に預けてもお金が増えないから
- 日本への将来不安から投資をする
などがあげられ、YouTubeでは「リベラルアーツ大学」や「中田敦彦のoutube大学」がきっかけになっていると思います。
NISA口座開設の人口割合
年代別、人口割合で計算した図

※NISAは、1人=1口座しか作れない、複数口座は不可能
こんなに話題になっていても、日本全体の16%の人しかNISAを始めていません・・・・
「NISAの名前だけは知っているけど・・・」って方は多くいても、行動していない方が多くいます。
恥ずかし話ですが、筆者も2年前まで、名前しか知りませんでした。YouTubeや本で勉強することで、NISAを知ることができ、今ではしっかりやっています。
だから、この記事を読んでいるあなたも、今からの行動でも遅くはありません!!
つぎはNISAについて簡単に説明していきます。
NISAとは投資
NISAを説明するには、まずは株へ投資というものから説明が必要になります。

えー、投資なの?
なら損をするじゃない! 投資なら興味ないや・・・・

まあ聞いてください。損をする可能性はありますが、長期で見れば絶対得です。
しかし、なぜ株式投資は損をするのに、みんなが始めているのか?
日本人の一般的な主婦の方も普通のサラリーマンもやっている方が多く、アメリカ人の70%は老後のために貯金ではなく、投資をやっていると言われています。
NISAと投資、何が違うの?

あれ?話を聞いていると、投資の話でNISAは出てこないけど?

はい、株式投資に対し出た利益に税金がかかるのです。それを免除してくれるのがNISAです。
投資により得た利益の税金を免除してくれる制度。これは国が認め、投資をやってほしいと国民に向けた取り組みになっています。

でも、株式投資って勝てないで損する人が多いって聞くよ・・・

大丈夫です。ほぼ確実に利益が出る方法があります。
それは企業の個人株を買うのではなく、NISAで投資信託を長期で購入するのです。
NISAは投資信託を購入


NISAを始めるのはわかったけど、何を買えばいいの?

そこで初心者の方は「投資信託」をおすすめします。
ソニーや任天堂など、個別株を買うわけではなく、NISAで「投資信託」を購入します。
投資信託とは
プロにお金を預けて、株の管理をお願いし、出た利益をもらう。
簡単に言えば、りんごの苗木を渡して、育ててもらったりんごの一部もらう感じだね。
「これだけ買えば、良い株はそろっているよ」というもの。だから、素人の方でも安心して始められるのです。
代表的な投資信託でおすすめなのが、「米国株S&P500の投資信託」
投資信託は「米国S&P500」への投資がおすすめ

米国S&P500はアメリカ株のみを集めている株の集合体IT、エネルギー関連、医療企業などなど、バランスの良く集めている。
わかりやすく説明を例えると、アメリカ産のくだものや野菜を何種類もまとめて育ててもらい、良かったものをもらう感じ。
他に例えると、マクドナルドのセットのように、ハンバーガーもポテトもジュースもついているからバランスも良いも感じもあるね。

アメリカ株をおすすめする理由は、国が右肩上がりで成長をし、世界一の資産国であるから

でも、S&P500という銘柄がないよ・・

それに伴い、三菱UFJ国際投信が「eMAXIS Slim 米国株 S&P500」という、連動させた商品があります。
「eMAXIS Slim 米国株 S&P500」は米国のS&P500とほぼ同じとおもってもらえれば大丈夫(`・ω・´)b

こちらがその投資信託のチャートになっています。

見てもらってのとおり、右肩上がりで推移していますね。
途中、2020年1月からコロナショックで下がっていますが、2020年7年には同じ推移まで戻ってます。
それに、2019年1月から投資をしていれば、2022年まで持っていると50%も増えている。
これは少し出来過ぎですが、米国はここ30年で毎年7%~10%の増加があります。年利7%以上と言っても過言ではありません。
銀行に預けても年利0.002%しかもらえないと考えると少しリスクを取り、投資信託へ入れる方が無難。
売らずに何年を持っていれば増える可能性は十分にあるということ。
NISAの税金免除
話を戻すと、NISAは購入した投資信託で出た利益から税金が引かれるのを免除してくれる。
例えば、500万円分、投資信託を購入し250万円の利益が出た場合に税金で約20%、約50万円分を国に取られてしまいます。
それをすべて免除してくれるのです!!

NISAって便利だね。500万入れたら、250万の丸儲け^^

ただし、欠点もあります!!
●NISA:1年間120万 5年間積み立て可能(最大合計600万まで)
※2022年 NISAの説明
それ以上の金額に投資したり、その期間を過ぎたあとに出た利益に対しては税金がかかります!!
NISAには2種類ある
NISAには「NISA」と「つみたてNISA」の2種類あります。

2種類もあるのそういわれると悩むな・・・・・・

大丈夫です。そんなに大きな違いはありません。
●「NISA」と「つみたてNISA」違いの説明

NISAとつみたてNISAどっちがいいの?
筆者のおすすめはつみたてNISAが安定していいですね。
株価なので、上がり下がりは絶対にあります。通常のNISAで120万入れたあとに、一気に下がってしまい損をするということもあります。
そのため、積み立てNISAなら毎月33,300円しか購入できないため、上がり下がりを気にしないでいいのです。
NISAを始めるのは面倒?
NISAの申請を行う方法
はじめるのは簡単、証券会社へ登録するときにNISAを使用するかどうかの選択があります。そのまま指定された通りにやると簡単にできます。
後からでもNISAの追加は可能なので
書類作成に必要な情報
・住所
・氏名
・※会社名を記入
・個人が特定できる証明書、免許証、パスポート、マイナンバー(マイナンバーカードがおすすめ!!)
※会社名を記入するのはインサイダー取引を行わないかを調べるため
スマホやパソコンからもできるため、簡単!!
税務署申請は証券会社がやってくれるため、自分でいかなくてもOK
※記事の一番したのまとめに「おすすめ証券口座」もありますので!!
銀行貯金よりも良い理由
なぜNISAで投資をすることは、銀行貯金よりも良いのか?

なんで貯金より、投資がいいの? 損するじゃない?

さきほども話した銀行は利子が低いのもありますが、日本の物価も理由にあります。
例えば、銀行に30年間100万円をずっと貯金していても損をします。
それは、世の中の物価は上がっているからです。
例えば、日本の商品の値段についてみていきましょう。

1970年~2017年の商品の値段一覧です。
見て分かる通り、1970年~2000年で商品の価格が4倍へ上がっています。
100万円を30年間貯金していても、物価が上がってしまうため、同じ100万円でも、お金の価値自体は下がってしまうのです。
銀行で定期預金にしておいても0.002%程度ですから、1000万円あずけても、年間200円ですからね。

でも、株と物価って何が関係あるの?

気づきませんか?
株は企業の資産なのです。商品の値段が上がれば売り上げも上げります。
下のチャートは米国マクドナルドの株価のチャートになっています。

見てもらっての通り、株価は年々増加していっていますよね。
物価の上昇をビックマックの価格で参考(1個の値段)
1982年:246円
2022年:621円
同じビックマックでも、400円近く値段が上がっているのがわかりますよね。
株価も1982年に2ドルが2022年には240ドルまで上がっています。
物価の上昇とともに、株価も上昇していることがわかりますね。
まとめ
●株、投資信託で得た利益に対する税金免除
●NISAは1人、1口座まで
●NISAは米国S&P投資信託がおすすめ
●NISAは通常NISAと積み立てNISA、2種類ある
●初心者は積み立てNISAがおすすめ
●銀行にあずけるより増える
●物価の影響で100万の価値も20年後には下がる
●投資は減ることもあるが、長期で見れば必ず増える
やる場合はリスクをしっかり考えてください。投資になりますので、必ず減ることはあります。
短期で見れば投資は増える可能性もあるが、減る可能性も十分ある。
しかし、長期で見れば増えていくのは確実。
そのため、長期でどのくらいまでなら耐えられるかを考えなければいけない。
投資信託をやる注意点
やる前には以下の3つに注意をしてもらう必要はあります。
- 余裕資金でやる
- 借金してまでやってはいけない
- 5年以上下ろさない覚悟でやること
この3つはしっかり守ってください。
年利7%といっても、借金してやっていては絶対に儲かりません。
車のローンやケガで大金が必要になったときに、真っ先に使えるお金を準備しておくことが大切です。
「投資信託から下ろせばいいじゃん」と思う方もいますが、もし、前回より下がっている場合、戻るまで下ろしにくくなります。
人の心理的に損すると思うと行動できなくなりますから。
必ず、余裕資金でやることをおすすめします。
どこの証券会社に始めればいいの?
●おすすめ証券会社ランキング
1位 | SBI証券 | 業界NO1の証券会社 手数料が安く、多くの投資信託を扱っている、使いやすい |
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有名なネット証券会社なら基本OK
証券会社の違いは手数料の違いと、扱っている投資信託が違います。
重要なのは、近所の証券会社や銀行で行ってはいけません!!儲からない商品を買わされる可能性が高いからです。
必ずネット証券を活用すること。
P.S
記事の途中で、米国S&Pがおすすめといいましたが、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」というものもおすすめなので、興味がある方は購入してみてください。

NISAをさらに勉強したい方へ おすすめ本
NISAやiDeCoについて初心者でもわかりやすく、丁寧に解説してくれています。
Amazon評価も☆4.4の1200件以上の評価があります。

コメント
NISA制度が新しくなるそうですね。
そちらの解説もしていただけると幸いです。